商品開発ストーリー

【JA福岡大城】美酢あまおう

あまおうを有効活用
発酵がまろやかさを生む
フルーツビネガー

有効活用の目的から誕生した飲むあまおう酢

県内でも指折りの「博多あまおう」の一大産地であるJA福岡大城管内。いちごの王様といわれ、人気の高いあまおうですが、栽培終期となる4〜5月にかけて、気温の上昇とともに小玉品や規格外品が増加することから、低価格の出荷や廃棄処分の問題がありました。そこで、大川地区いちご部会女性部の発案により、あまおうを原料とした飲用酢の開発を同市の醸造酢メーカーである株式会社庄分酢へ依頼したのが「美酢あまおう」誕生の発端です。

あまおうそのものを発酵させた自然のおいしさ

300年続く醸造酢所では、伝統的な製法に則った静置発酵法で製造するお酢づくりを守り抜いてきました。「美酢あまおう」は果実と果汁を贅沢に使用。あまおうそのものを発酵させる過程で、「蔵付き菌」と呼ばれる常在菌が発酵を促します。約3ヵ月間かけて出来上がるフルーツビネガーは、いちごの甘い香りとまろやかで深い味わいが格別。炭酸水で割ったり、デザートやドレッシング、料理にと活躍してくれます。着色料・香料・人工甘味料は不使用。

大曲課長

JA福岡大城 営農経済部園芸特産課