商品開発ストーリー

【JAむなかた】米粉パン

もっちりしっとり、
米粉のおいしさを
最大限に引き出しました。

なじみのなかった米粉を使ったパンが大人気!

JAむなかたが直営する米粉専門のパン工房「姫の穂」は2014年にオープン。店舗は「道の駅むなかた」に併設し、宗像・福津で収穫されたお米「ツクシホマレ」を使った多彩なパンを製造・販売しています。「今では米粉を使ったパンやお菓子も浸透しましたが、当時はなじみのない米粉を使った商品化ということで、米粉専門の料理家の先生に作り方を教わって試行錯誤しました」と話すのは、店長の的場さんです。水分量を変えるなどして研究を重ね、出来上がったパンは、米粉82%・小麦粉グルテン18%の配合で、米粉特有のもっちり・しっとり感を引き出しています。「リピーターが多く、一度食べると、また食べたくなると好評です。腹持ちの良さも喜ばれています」。

地元米の消費拡大と地産地消がテーマ

米粉に着目した理由は、地元米の消費拡大を目指し、地産地消をテーマにした食を楽しんでほしいという思いから。定番人気の「玄米米粉食パン」、「あまおうシフォンケーキ」、「ロールケーキ」などに加え、焼き菓子の種類も増え、80種類前後のパンが店頭に並びます。「週末限定販売のパンもあり、午後には品薄になることが多いですね」と的場さん。海の見えるテラスや2階に多目的スペースを設けるなど、他地域のJAが視察に訪れるほど、商品・店づくりともに、注目を集めています。

的場貴弘さん

JAむなかた米粉パン工房「姫の穂」店長。厨房の主任を務め、立ち上げから商品開発に携わっています。