商品開発ストーリー

【JAみづま】はとむぎ珈琲

JA職員の提案から
学生らと共同開発
地域連携の輪を育んで

地産地消のスーパーフードを活用

「来客用に出すコーヒーにハトムギを活用できないか」。久留米工業大学といづみやコーヒーロースターズ(株)との共同開発で誕生した「はとむぎ珈琲」は、同大学の卒業生だったJAみづまの職員の提案から始まりました。九州でトップクラスを誇るハトムギの生産地・三瀦町では、生産者が大切に育てたハトムギを地産地消の一環として有効活用する目的で、平成20年から様々な6次化商品をつくっています。「はとむぎ珈琲」は、当時4年生だった学生が卒業研究として取り組み、一緒に形にしていきました。

完成まで2年を費やした自信作

三瀦産のハトムギを100%使用したはと麦茶とコーヒーとの配合やえぐみを抑えるなど、味のバランスにこだわるだけでなく、商品化するために必要なコストや手間等を考えながら、完成までに約2年を費やしました。焙煎の香ばしさ、すっきりとした後口で飲みやすく、低カフェインが嬉しい一品は、手軽に飲めるよう1杯用のドリップパックに。「コーヒーが苦手な人も飲みやすく、家族で気に入ってリピートしてくださったという声もありました」と、JAみづまの古賀さん。道の駅での販売や地方発送も行いながら、販路を拡げています。

古賀裕美子さん

JAみづま 資材集約センター 主任